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月別アーカイブ: 8月 2015

お見舞いに来てくださった方、そして多くの方に本当にご心配かけました、みなさんの暖かい行為に心からうれしく感謝しています。幸いにも明日の朝10時に退院できるまでに体力も回復しました。とりあえずTwitterとBlogにてご報告を、、、 ( 阿木譲)
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photo by Sachiko Matsumoto

多根総合病院の12階のデイルームの南側の眼下に拡がる大阪湾を望む風景は圧巻だ。この鳥瞰図を夏の夕暮れに観られるだけでもこの病院に入院した意味がある。今日は腎臓に継ぎ足したプラスティック管を、左側の太ももに装備したレッグバッグに挿入し、病院内と、外出許可をもらって近くの繁華街を散策してサイボーグ人間としてデヴューする日、、、、
入院中、検診と3度の食事以外はなにもすることがないので、夜中の3時4時までPCで新譜情報をチェックしまくっている。もう何度も言ってきたけど、アゲアゲのクラブミュージック、パーティミュージックの時代は完璧に終焉した。それに音楽のコアは、ベルリンから東欧の、スロヴァキア、ブタペストや、スカンジナビアン半島、オーストリア、イタリア、ギルシャなどに移り始め、あのエンプティセットを引き継ぐYair ElazarやオパールテープのMichael Valleraなど、ポストPC、グリッチをイニシエーションしたモジュラーシンセの、コンクレートドローンというか、コンクレートコスモスがミニマルに反復する腐りきったテクノバロックからマニエリスムを横断する豊穣の時代に侵入したのではないか?魂の暗い底に眠っている「最も美しいものを繋ぎ合わせて可能な限りの美を備えた一つの人体を作る様式」、抽象化する遠近法、短縮法、明暗法などの「美しい様式(ベルラ・マニエラ)」を構築する手法、、、の時が来たのではないのか?「潜在意識のプロセスと筋肉メモリーは、伝統的なコントラバスプレーヤーとして学んだ」Yair Elazaの未踏の領域へのむきだしの旅のサウンドのパレットの衝撃の破片、エチュード(練習曲)を魔法のように呼び出す音響のような、、、

https://vimeo.com/131072051
Yair Elazar Glotman’s “Drifts”
from The Wire Magazine
Yair Elazar Glotman is a classically trained composer and contrabass player who also records under the name Ketev. Glotman has released music on the Opal Tapes and Aurora Borealis labels, as well as collaborating with Emptyset’s James Ginzburg on an album called Nimbes, released by Subtext Recordings.
“Drifts” is from Études, a collection of solo contrabass performances recorded at the EMS studios in Stockholm, mixed by Ginzburg and also released by Subtext Recordings.
Video by James Ginzburg

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おそらく緊急に病院に運ばれたあの朝、手術を拒否し入院していなかったなら、ぼくは今頃この世にはいなかっただろう。28歳の若い主治医の人柄になにか運命的なものを感じ、彼にすべてを任せてよかったといまは思っている。音楽であれ、ひととの出会いであれ最もぼくが大事にしているのは、感覚的にストレートに入って来る直感だけだ、、、ファーストインプレッションに間違いはない。で、なんとかいま生かされている、、これからの残された僅かな時間は神からもらったおまけのようなもの、だからこころから我がままで透明な時間を過ごしたいと思っている。この訳の分からない病んだ時代に反響し続ける音楽だけを唯一の住処として、
写真 右から鈴木信、鈴木尚子、秋山伸さん

Etodolac Baroque
Imre Kiss
Casi Cada Minuto
EXITAB Slovakia

この気怠さはどこから来るんだろう、、痛み止めに朝食後と夕食後に飲んでいるエトドラク錠とコカール錠の副作用だろうか、、、バロック式の音楽をデザインすることとは神話または寓話的な混合物での間接的にカトリックの教義をギザギザのキーで開けることだろうか、、渦巻く、強い豪華な配色を使い強い動きの感覚を描き明暗対比画法と明暗法の新しいテクニック、この単純でミニマルな大気 ( サウンドスケープ)の反復はクリーム状の流れ曲線を延々と行ったり来たり、、、アンフラマンスのHideaki Okamuraくんがお見舞いに置いて行ったアロマレコルトのエッセンシャルオイルのレモングラスの香りと、10年前駆け足でただ通り抜けた東欧旅行での、スロヴァキアの共産主義時代のノスタルジックなオレンジ色の街灯が入り混ざって部屋の中が沸騰している。
Lobster ThereminのImre KissとCasi Cada Minuto、ブダペストの暗いアンダーグラウンドの柱のうちの1つとして急成長するスロヴァキアのアーティストたちのその独自のステータスとミニマルな神秘的シンセワークが作動し始める。特にLobster Theremin ‎からリリースされたイムレキス( Imre Kiss ) – Raw Energy EPの叙事詩的なヒーリング・パワーを持つ魔術的テクノノクターン、”Non”の逆未来的なテクノ、その影で覆われるスペース、および暗いテープテクスチャーのコレクションは、オパールテープと共振する最尖端の、テクノから逸脱しつづける未知の知性である。

https://www.youtube.com/watch?v=Ej2IFKk2IlY
Imre Kiss – Raw Energy EP (12”) [LT006]
Aembry Onic
2014/08/17
A1 Stellar 0102
A2 Non
A3 Spellbound
B1 Raw Energy (ARPOS Session)
B2 Belief
Lobster Theremin – 2014
I do not own rights on these songs


Farbwechsel Records
2013/12/13
out now: http://www.farbwechsel.bandcamp.com/album/imre-­kiss-midnight-wave
story & directed by: Adél Koleszár, Éva Szombat
edit: Levente Pap
cast: Kiss Anna Júlia, Jelena Viskovic
make-up: Barbi Keserű
thanks to: Gergő Nefelejcs
© 2013 Farbwechsel records

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Baroque Profile
by elenbas
Watch
Photography / Photojournalism / Performing Arts©2012-2015 elenbas
On a photo painting of Luka Basyrov “Baroque profile #1” and it’s autor. Face-art – Luka Basyrov


Imre Kiss – Urizen (feat. S Olbricht)
Imre K
2013/12/17
Out 15.12.2014 on Proto Sites.
Pre-Order: http://www.protosites.bandcamp.com
Video excerpts from Michael Robinson’s
“THESE HAMMERS DON’T HURT US”
https://vimeo.com/21779327
マイケル・ロビンソンの”THESE HAMMERS DON’T HURT US”がイメージ映像に使われている。
地下社会と上流社会に同様に飽きて、イシスは、彼女の好きな息子をナイル川の下のそれらの最終的なカーテン・コールに護衛し、粉砕された墓のネオン目覚めを残し、石棺を発する。「死を越える未来に期待することによって、マイケル・ロビンソンのこれらハンマー不傷つけ私達まだの映画製作者の洗練された見つけられた映像調合のうちの1回が、マイケル・ジャクソンのものを結合する」 時間”を記憶している クレオパトラのエリザベス・テーラーの映像を持つミュージック・ビデオ と乱暴に、1ダース 他のソース 、前ポップスターのために、彼の現実の親友により優しく案内された眩惑させられたエジプトの余生に厳粛な通路を作成する。」- ジュヌビエーブYue〈逆のショット〉冬2010
マイケル・ロビンソン(b.1981)がフィルムであること仕事によって、ユーモアと恐怖、ノスタルジアと軽蔑と有頂天とヒステリーの間の素晴らしいラインに乗って、調停された経験の喜びと危険を調査するビデオ、およびコラージュアーティスト。彼の仕事は、2012ホイットニー隔年、国際映画祭ロッテルダム、ニューヨーク映画祭、ウオーカーアートセンター、MoMA P.S.1、ロンドン映画祭、REDCATロサンゼルス、アート、サンダンス映画祭のためのWexnerセンターを含む各種のフェスティバル、美術館、およびギャラリーで、ソロとグループショーにおいてスクリーニングした、選集フィルムアーカイブ、現代的なテート、Impakt、メディア都市、アート、イメージフェスティバル、アナーバー映画祭、およびサンフランシスコ、メルボルン、リーズ、ウィーン、シンガポール、および香港国際映画祭のためのイェルバブエナセンター。彼は、アート、2012カズコ信頼賞、アートのための岬センターからの2009居住地のためのWexnerセンターから2012創造的首都授与物、2011-2012フィルム/ビデオ居住地賞の受領者であり、彼のフィルムは多いフェスティバルから賞を受け取った。マイケルは、2012年に「 50未満のベスト50映画製作者」のうちの1人として映画範囲雑誌により売り物とされて、2000年代のトップの10人の前衛的な映画製作者のうちの1人としてフィルムコメント雑誌により考えられた、そして、帯状彫刻装飾Artforumアート書類ヴィレッジ・ヴォイスタイムアウトニューヨークまごつかせられるなどの出版物において彼の仕事が議論されたことと混同されること、および国家、BOMBlog、およびブルックリンレール。彼は、サンフランシスコ実験映画劇場、ホワイトチャペルギャラリー、モスクワの同時代人写真撮影、コーネル映画、および状態コンテンポラリー・アートセンターの美術館のためのプログラムでキュレーターをつとめて、アナーバー映画祭、オーロラフェスティバル、ビッグマディー映画祭、および移住形の賞陪審で勤務した。マイケルは、イリノイの大学からイサカ大学、MFAからのBFAをシカゴ(UIC)に保持し、ビンガムトン大学とUICで教えた。

https://www.youtube.com/watch?v=gvw3IB43sfg
Imre Kiss – Non
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2014/06/30
Lobster Theremin 006 out now!
Direct: http://lobstertheremin.bandcamp.com/a…
Juno: http://www.juno.co.uk/products/imre-k…
https://www.facebook.com/LobsterTheremin
Video taken from Virgil Widrich’s ‘Fast Film’

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Casi Cada Minuto / Imre Kiss ‎– A-Sites
Exitab ‎– EXTB061, Proto Sites ‎– PS003
Vinyl, 12″, 33 ⅓ RPM, EP, Limited Edition, Red Transparent
Slovakia
Released: 15 Dec 2014
Electronic
Abstract, Ambient, House, Techno
A1 –Casi Cada Minuto Intonarumori
A2 –Casi Cada Minuto Mindless
A3 –Casi Cada Minuto In Vain
B1 –Imre Kiss Untitled (XLB)
B2 –Imre Kiss Urizen
Featuring – S Olbricht
B3 –Imre Kiss Dis Slo
All music by Casi Cada Minuto & Imre Kiss
except ‘Urizen’ by Imre Kiss & S Olbricht
Mastered By Stephen Bishop
Artwork – Matúš Hnát
Design – Matúš Hnát
Limited edition of 200.
Both sides are labeled as A.
Including card with download code.
Track durations and BPM not given.
BPM:
A01: – | A02: – | A03: –
A04: 108 | A05: 143-147 | A06: 132
EXITAB Slovakia 2014

*このページは会員制0g (zero-gauge) webのために書いたものですが、入院後のお見舞い、お問い合わせが嬉しいほどに多いので、感謝の気持ちをこめて今回だけブログにもアップしました( 阿木譲)