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月別アーカイブ: 7月 2016

Pan Sonic ‎– Atomin Paluu

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Mika Vainioのアルバム・フォーマットに2005年から2011年にかけて記録された素材を2015年にベルリンの彼のホーム・スタジオで編集され最終的にベルリンでスタジオ・レコーディングされた作品 ” Atomin Paluu ” 。基礎にはフィルムのフィールド・レコーディングが使われ、そのうえに構成された12のトラックは、Pan Sonicと親交が深い映像作家Mika TaanilaとJussi Eerolaによる政治的に衝突したフィンランドの最初の原子力発電所の建築についてのプロジェクトである1986年のチェルノブイリ溶解以来の発電所や核兵器の建物を文書化した67minsドキュメンタリー” Atomin Paluu ” のフィルム・サウンド・トラックとして制作されたもの。音楽はコペンハーゲンのDOXフェスティバルでベスト・オリジナル・スコアのためのJussi賞を勝ち取った。そしてフィルムは2015北欧Dox賞を勝ち取りARTE(フランス)、WDR/ZDF(ドイツ)、YLE(フィンランド)を経て世界にわたって広く配布された。音楽はポリリズムと静的で歪んだホワイト・ノイズなどがフィードバックしてサスペンスに満ちた効果を生み出している。アートワークは動力装置とプラントアーキテクチャのイメージ写真が使用され暗いサウンドスケープの底流を強制するのに役立っている。人類の領域を超えた制御不能のエネルギーへの警告が描かたこの作品は、いまもメルトスルーし続け放射性微粒子を撒き散らし続ける福島第一原発の悲劇を思うと他人事ではない。ところで、このサントラを映画館のサウンドシステムで聴いたらすごいだろうね。Vainioはこの作品の前にTaanilaの新作映画 ” Mannerlaatta ” ( Tectonic Plate ) のサントラをiDEAL Recordingsからリリースしている。
https://agiyuzuru.wordpress.com/2016/06/27/mika-vainio-%E2%80%8E-mannerlaatta/


Pan Sonic | Atomin Paluu (Return of the Atom) [Blast First Petite 2016]
0AntN
2016/07/27 .

Pan Sonic ‎– Atomin Paluu (A Film Soundtrack)
Blast First Petite ‎– PTYT 086
CD, Album
UK
22 Jul 2016
Electronic
Techno, Minimal Techno, Industrial, Experimental, Rhythmic Noise, Dark Ambient
1 Atomin Paluu (Part 1)
2 Atomin Paluu (Part 2)
3 Atomin Paluu (Part 3)
4 Atomin Paluu (Part 4)
5 Atomin Paluu (Part 5)
6 Atomin Paluu (Part 6)
7 Atomin Paluu (Part 7)
8 Atomin Paluu (Part 8)
9 Atomin Paluu (Part 9)
10 Atomin Paluu (Part 10)
11 Atomin Paluu (Part 11)
12 Atomin Paluu (Part 12)
ATOMIN PALUU ( Return of the Atom )
a film by Mika Taanila and Jussi Eerola
Soundtrack by Pan sonic: Ilpo Väisänen, Mika Vainio
Recorded in Berlin 2005-2011
Edited by Mika Vainio 2015
Mastered by Denis Blackham at Skye mastering
Original field recordings at the Olkiluoto 3 construction site by Pertti Venetjoki
Cove photo: Jussi Eerola
Copyright (c) – Blast First Petite
Packaged in a gatefold sleeve.
p&c 2015 blastfirstpetite.com
BLAST FIRST PETITE 2016

Atomin paluu / Return of The Atom
from Ars Fennica
Return of The Atom (2015, 110 min, DCP)
Co-director and cinematography: Jussi Eerola, sound design: Olli Huhtanen, music: Pan sonic © Kinotar

Kaumwald ‎– Rapa Nui Clan

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オパール・テープスからの2014年の’Hantasive’LPに続いてリリースされたKaumwaldの ” Rapa Nui Clan ” 、ここからも豊かで大胆なエレクトロ・アコースティックでインプロヴ・テクノの新しい傾向と感覚が聴こえる。最近の先端音楽の傾向はダビングとコンクレート・テクノ、フィールド・レコーディングによる音響共鳴の不完全に引き裂かれた不安定なエコロジー、および魔法のような不思議なサウンドスケープが描かれることが多い。前作 ‘ Hantasive’LPには、ジャン・ティンゲリーの「機構のための機械」が再現された不整脈のエレクトロニクスが描かれていたが、Kaumwaldの電荷は新生児の叫び声の鳴り響くリズミカルな表現である音楽的な知能の誕生 ( プロトリズム ) とコンテンポラリー・エッジに点火する。新しい時代に生まれるプロトリズムは未来の詠唱された言語のための基礎であり、遺伝するものでもある。そうした新しい音楽言語は、Opal Tapesからリリースされる同時代のYves De MeyやShapednoiseなどの実験的なエレクトロニック・ミュージック/テクノにもみられ、今後2。3年のうちには先端音楽のスタンダードとなるだろう。まあ、ぼくが以前から提唱しているコンテンポラリー=モダン・ミュージックとはそういう意味。


Kaumwald – Rapa Nui Clan
BlakeFromWorkaholics
2016/07/04
– FOR PROMOTION OF PUBLISHED CONTENT ONLY, IF YOU WANT ME TO REMOVE THE VIDEOS, THEN NO PROBLEM JUST SEND ME A PM DUDE –
https://www.discogs.com/fr/Kaumwald-R…

Opal Tapes
Kaumwald – Hippolyte

KAUMWALD_by_Hazam-Modoff_02 kaumwald-logo-800x550
Kaumwald:
Producer duo Ernest Bergez and Clément Vercelletto from Lyon, France.
http://kaumwald.bandcamp.com
https://soundcloud.com/k-a-u-m-w-a-l-d
https://www.facebook.com/KAUMWALD/info?tab=page_info
http://opaltapes.bandcamp.com

Kaumwald ‎– Rapa Nui Clan
Opal Tapes ‎– OPAL080-X
Vinyl, LP, Album
UK
25 Jun 2016
Electronic
Experimental, Techno
A1 Ortolan 03:49
A2 Leil 05:44
A3 Rapa Nui Clan 06:59
B1 Minorque 06:31
B2 Petit Ourse 01:09
B3 Hippolyte 03:30
B4 Albert Le Thouet
Played, recorded, mixed by Ernest Bergez & Clement Vercelletto 2014/2015
Mastered by Bishop
All right reserved Opal Tapes 2015
Kaumwald: Producer duo Ernest Bergez and Clément Vercelletto from Lyon, France.
OPAL TAPES 2016


AUMWALD “Size a 105n” hantasive EP
clément Vercelletto
2014/02/03
KAUMWALD “hantasive” EP Opal Tapes

This week’s squandering / 2016 7.18-7.24

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上の写真は今週散財した先端音楽、まだ未紹介のものばかりだけど、毎週購入する数枚のレコードやCDなどは、ぼくにとってはスーパーで購入する食料品や飲み物と同じ意味しかない。消費し、聴き捨て、ブリコラージュで使ってしまえば、こうしたまっさらの情報もいつかは腐って古いものになって使い物にならない・・・ただコレクターとしての趣味が豊かになるだけ、そんなしろもの・・・そうして蒐集してきたこの2年間ほどのレコードやカセット、DVD、CDなどの展示会を近いうちにまたやろうと考えています・・先端音楽を俯瞰し、文脈で系統だて相似律的に編集/構築していき、そうした遊びで浮かび上がる同時代意識や音楽に隠れている本来の意味を探ることこそ、ぼくが音楽を聴く楽しみでもあり目的なのだから・・・先端音楽は生きのいい新鮮なうちに消費しようね・・たかが音楽、されど音楽・・・
1枚の作品もせいぜい200枚ほどしかコピーされない時代に、先端音楽が90年代までのようなシーンのうえで大きな運動に発展し拡大することなどありえない。対抗するメジャーなレコード産業すらも衰退し、音楽業界すら地方の商店街にあるパン屋さんと変わらない時代なのだからね。