Wanda Group ‎– Central Heating

Wanda Group ‎– Central Heating

Unknownオパール・テ−プスからリリースされたワンダグループ ( ルイス・ジョンソン) の ” Central Heating ” にはフィールド・レコーディング、サウンド・デザイン、ミュージック・コンクレートによる方向感覚を失った溶解する不協和音の抽象概念が描かれている。それは幻覚剤によって引き起こされた幻聴のようでもある。ジャケットに使われている写真にみられる暗闇の不気味なブラックドッグの眼光・・夜中に古道や十字路に現れ燃えるような赤い目をしたブラックドッグ( ヘルハウンド) は、魔女の女王である地獄の女神ヘカテーに従属する死の先触れや死刑の執行者としての意味を持っていて、イギリスでは不吉の象徴とされ災いが起きる前触れとされている ( 黒い体に赤い目のブラックドッグは、墓地を墓荒らしから守る以外に人を驚かせたり傷つけることはない。 路に迷った子供を助けたり、教会の葬儀の鐘に合わせて遠吠えを上げて死者の魂の行き先を神父に知らせるなど、基本的に温和である。ただし、本質的な死の先触れとしての性質は失っていない ) 。
去年の秋、入院しているときにStephen Bishop ( a.k.a. Bashic House ) が主宰する ” Opal Tapes ” の作品Michael Vallera – DistanceとBody Boys – No Faceを病床でずっと聴いていた。UKの北東に位置し重工業の中心地ティーズサイドの一部、ミドルズブラの近くに位置しているレッドカーというヨーロッパ最大級の化学工場のある小さな町から生まれるパンクとハードコア、ドローンへの愛が感じられるアウトサイダーなエレクトロニック・ミュージックに、なぜか存在の痛みのような感情を覚え、おおいに癒された。
「 Opal Tapesはアウトサイダーなリズム重視の音楽を作っているアーティストの作品をリリースするためにスタートさせた。メルティングポット的なサウンドで、忘れ去られたハウス・ミュージックを壊して再構築したような作品さ。美しいが、やや空白のある感じというかね ( Andrew Ryce Intaview – RA / 31 Jan 2013 ) 」
未来を警告しているWanda Groupによる自然音のサンプリングによるエピックなアンビエント作品こそ、このレーベルのヴィジョンを最も明確に提示しているコンテンポラリー=モダン・ミュージック作品のひとつと言えよう。


Wanda Group – Central Heating / 2016 / full album
tone out on
2016/04/05

http://umbrog.bandcamp.com
https://twitter.com/WANDAGROUP
http://alienpaint.tumblr.com
https://soundcloud.com/wetprincethroatband
http://wandagroup.bandcamp.com
https://opaltapes.bandcamp.com/merch

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Wanda Group ‎– Central Heating
Opal Tapes ‎– OPAL075
Vinyl, LP, Album
UK
15 Apr 2016
Electronic
Abstract, Drone, Experimental, Musique Concrète
1 A Bag Of Warm Milk 23:00
2 Easy In The Future 22:15
All sounds recorded by Louis Johnstone
Mastered by Bishop
OPAL TAPES 2016

Opal Tapes
WANDA GROUP – EASY IN THE FUTURE (Excerpt)

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