Rashad Becker | Recollection GRM -Tracers

Rashad Becker | Recollection GRM -Tracers

Rashad Becker
1995年にベーシック・チャンネルによって設立されたベルリンのDubplates & Masteringのマスタリング、ヴィニールカッターのテクニックが次世代の尖端音楽の行き先を決定付けている。1996年から1998年のロバート・ヘンケ、1998年以後のRashad Beckerの、、、音楽の良し悪しは勿論音楽そのものの完成度だが、その音楽を生かすも殺すもサウンドを彫刻するマスター( マスタリング・エンジニア) の手に委ねられているのだ。サウンド・アーティストの一人ラシャード・ベッカーは、ベルリンDubplates & Masteringを拠点に、世界のエクスペリメンタル/アブストラクト・テクノのネットワークと密接に関わりながら、自身のコンポジションを築きあげてきた。同時代意識が反映されたその音響現象と音色に対する深淵な知識によって生みだされる興味深いリズムと高密度のハーモニーは、それらが社会学への理解から成り立っていることを明確に指し示している。2013年に発表されたラシャード・ベッカーのデビュー・アルバム「Traditional Music For Notional Species」においては、Pitchforkでも「エレクトロニックなサウンドでありながらシンセやトーンがまるで動物のうめき声や窒息音のように蠢いており、恐ろしいまでにオーガニックな形態へとまとめあがった、強固なエクスペリメンタル体験」と評され、そのソロとしての評価を決定づけている。

Sculpting Sound: The Art of Vinyl Mastering
vfeditions2014/05/08
Watch our short film in the art of vinyl mastering, featuring Rashad Becker of Dubplates and Mastering, Andreas ‘Lupo’ Lubich of Calyx Mastering and Noel Summerville of 3345 Mastering.
Click here for more info: http://www.thevinylfactory.com/?p=13773
Music: Haroon Mirza x James Lavelle (The Vinyl Factory, 2014)

サイバネティック・セレンディピティ ( CYBERNETIC SERENDIPITY )という言葉がある。Jasia Reichardtによって1968年8月から10月20日にかけてICAロンドンで開催された展覧会で使われ、サイバネティックスは1948年にノーバート・ウィーナーによって最初に使用されたもの ( 70年代後半ブライアン・イーノにニューヨークでインタヴューしたときに常にサイバネティックスの話がでて個人的にはそこで初めて知ったのだが ) 、このプロセスはフィードバックと呼ばれコンピューターのような複雑な電子機器中のコミュニケーションおよびコントロールのシステムを指し、それは、人間の神経系にコミュニケーションとコントロールのプロセスとのまさに有限の類似点を持っている。それは1968年にロンドンICAで初めて示された。
ラシャード・ベッカーのマスタリングとはまさに「The Brain」と呼ばれるソフトを使った自らのアイディアをまとめコントロールし、フィードバックし続けるサイバネティック・セレンディピティなんだ。


Rashad Becker – Dances I
holger buttstuber
2013/07/30

https://www.youtube.com/watch?v=4dfgkbey6F0
Rashad Becker – Dances II

参照
* 阿木 譲 a perfect day
https://agiyuzuru.wordpress.com/?s=Rashad+Becker

*Rashad Becker: 非伝統的音楽 ( Resident Advisor )
http://jp.residentadvisor.net/feature.aspx?1979

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Rashad Becker ‎– Traditional Music Of Notional Species Vol. I
Pan ‎– PAN 34
Vinyl, LP
Germany
Released: Aug 2013
Chants / Dances
A1 Dances I 4:20
A2 Dances II 4:26
A3 Dances III 4:12
A4 Dances IV 4:13
Themes
B1 Themes I 3:48
B2 Themes II 4:05
B3 Themes III 4:12
B4 Themes IV 4:25
Music [All] – Rashad Becker
Mastered At Dubplates & Mastering
Lacquer Cut At Dubplates & Mastering
Artwork – Bill Kouligas
*Mastered and cut at d&m.
Pressed on 140g vinyl, packaged in a pro-press color jacket and a silkscreened pvc sleeve.
PAN 2013

Rashad Becker
Real Name:
Rashad Becker
Profile:
Mastering and cutting engineer at Dubplates & Mastering (Berlin, Germany).
Mixing and recording engineer at his own Studio Clunk (Berlin, Germany)
http://clunk.de/
http://www.dubplates-mastering.com/

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Various ‎– Traces
Recollection GRM ‎ Editions Mego

Recollection GRM
Profile:
Series of reissues of records and archival recordings from Groupe De Recherches Musicales, produced by Peter Rehberg in coordination with Christian Zanési & François Bonnet (2) at GRM.
http://editionsmego.com/releases/recollection-grm/
http://www.discogs.com/label/61632-Editions-Mego

Janez Matičič ‘Hypnos (extrait de Trois Visions)’ (REGRM 012)

“Traces”シリーズの主な目的は、GRM史料からの短い数片、忘れられた数片あるいは無視された数片の音楽を発掘することである。この3番目のボリュームは、1980年以前の非常に異なる地理的・音楽の背景からの4人の作曲家の作品の部分の集積を特色としている。過去の時代の実験音楽の活力の反復に加えて、音楽部分にある可聴性を新たに与えるために目的をトレース。
Charles Clapaud « Ruptures » (1978) 最初の部分では、正常な資料(砕かれ、破砕して、不連続の形式)の無秩序な活動は、やがて静的な爆発になる。保持された深い調子は一種の「抑揚」内に解決し、不連続の音「ライン」の単独のシーケンスを強調する。その後、全音響スペクトルは3つの大きな突風によって不意に中断されて噴出する。第2の部分では、破砕した形式は全体として最初のシーケンスを広げる、他の形式が一種の音コラージュ中でオーバーラップするところで、別の一つによって続いた‥‥それは出現現象を引き起こす。鋭い破損としての部分終了。
Janez Matičič « Hypnos (extrait de Trois Visions) » (1975) この保守的な部分は、いくつかのシーケンス(各々補足要素を導入し、ねじれで終わって)からできている。不明瞭なヴィジョンが次々に空想家をじらすように、1つのフレームワークから次までの絶えず静かに揺れる部分の音質を定義する。
Servio Tulio Marin « Impresiones Fugitivas » (1976) この部分は固形物として音のプロセスに基づき、コンクレートの粒からなる生地(白色雑音に非常に似ている)の形および高さが変形されている。これは音空間化によって表現された対位法のように別個の材料間の複雑な対話を生じさせる。
Eugeniusz Rudnik « Moulin Diabolique » (1979) コンテキストから独立した劇的で、音楽・建築術の感覚をすべて所有する6つのシーケンスから成る。異なる言語で与えられた軍人社会、および人間のグループ(兵士)の音(音声)から成る。

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Various ‎– Traces Three
Recollection GRM ‎– REGRM 012, Editions Mego ‎– REGRM 012
Vinyl, LP, Compilation
Austria
Released: Jun 2014
A1 –Charles Clapaud Ruptures 15:10
A2 –Janez Matičič Hypnos 8:23
B1 –Servio Tulio Marin Impresiones Fugitivas 8:45
B2 –Eugeniusz Rudnik Moulin Diabolique 17:05
Coordinator – Christian Zanési, François Bonnet
Transferred – Christophe Jolibois, Jonathan Fitoussi
Executive Producer – Peter Rehberg
Lacquer Cut – Rashad Becker
Layout – Stephen O’Malley
Liner Notes [Translations] – Valérie Vivancos
Photography – Laszlo Ruska
Released in association with Editions Mego.
Courtesy of INA-GRM.
RECOLLECTION GRM 2014

Dominique Guiot « L’oiseau de paradis » (1974) この部分の構成は映画の映画台本作りの規則によって励起されました。確かに、電気音響学の音楽スタジオの可能性は視聴覚の分野(特に編集)で見つけられたものに非常に似ています。この類似性に基づいて、私は、一連のシーン、劇的な雰囲気および急に中断された音域を作曲することは面白いだろうと思いました。(D.G.)
Pierre Boeswillwald « Nuisances » (1971) 多数の音のマイクロホン録音から出発して、系統的に「最良のもの」を使用しないことに決めました。自然界のように、人は環境を洗練しようと努力しますが、しかしそれを破壊します。
Rodolfo Caesar « Les deux saisons » (1975-1976) 即興に起因し組み立てられた周波数変調装置を備えた第2と最初のもの。「anecdotism」のための2入力チャンネルによる。
Denis Smalley « Pentes » (1974) 上昇と降下と共に、広大な景観を従って喚起します、タイトル「ペンテ」の意味は傾斜します、傾斜、上昇。ほとんど音の変形により作成され合成される。ドローンであるノーサンブリアのパイプでは、従来のメロディーが現われゆっくり発展する調和の原因です。

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Various ‎– Traces Two
Recollection GRM ‎– REGRM 008, Editions Mego ‎– REGRM 008
Vinyl, LP, Compilation
Austria
Released: 2013
A1 –Dominique Guiot L’Oiseau De Paradis 13:20
A2 –Pierre Boeswillwald Nuisances 7:15
B1 –Rodolfo Caesar Les Deux Saisons 6:46
B2 –Denis Smalley Pentes 12:50
Executive-Producer – Peter Rehberg
Coordinator [Coordination GRM] – Christian Zanési, François Bonnet
Transferred [Digital Transfer] – Jonathan Fitoussi
Lacquer Cut – Rashad Becker
Lacquer Cut At Dubplates & Mastering
Phonographic Copyright (p) – INA-GRM
Copyright (c) – YMX MéDIA
Layout – Stephen O’Malley
Liner Notes – Christian Zanési, François Bonnet
Liner Notes [Translated] – Valérie Vivancos
Phonographic Copyright (p) – empreintes DIGITALes
Copyright (c) – Recollection GRM
*A1 – 1974
A2 – 1971
B1 – 1975-1976
B2 – 1974
℗ 1971, 1974, 1975, 1976 INA-GRM.
© 1974 Denis Smalley (PRS) / Ymx média (SOCAN)
℗ 2000 empreintes DIGITALes
© 2013 Recollection GRM.
Released in association with Editions Mego.
Courtesy of INA-GRM.
RECOLLECTION GRM 2014

http://www.forcedexposure.com/Catalog/REGRM.008LP.html

Beatriz Ferreyra L\’Orvietan(1970) 作品は、2つの別個の動作、電子音、コンクレートなものの最初の図面から構成しました。
Philippe Carson Turmac (1961) この作品はストイヴェサントの工場(オランダ)の機械の音から作成されました。3つの動作が互いに続きます。
Edgardo Canton I palpiti (1966) donizetian聖歌隊のように、さらに生きているものすべて、パルス、震えて震動する。
Francis Régnier Chemins d\’avant la mort(1968) GRMでFrancis Regnierによって作成され、ここで、彼が技術的な調整者だったわずかの作品のうちの1つです。それは身振りとして作曲された短い1片です、2つの一連の音間で伸ばされた劇的な突風、静寂から上昇し返ること。
Mireille Chamass-Kyrou Etude 1(1960) 「練習曲1は3つのシーケンスにあります。最初の2つは各々単一の音オブジェクトを開発します。」 最初のシーケンスを生成するものは1つのクレッシェンドとデクレッシェンドで非対称、そしてそ絶えず変動するマテリアル。第2のシーケンスは、要素の総合密度およびサイズを区別する3つのゾーンに分割された小さな要素中のその攻撃になった正常なオブジェクトを増加させます:巨大分子、もっと定義された星座および細塵音。それらは、徐々に万華鏡のストレットとして3番目のシーケンスで凝縮します。

*GRMの3枚のレコード解説を大意で翻訳して記述したけど、同時代意識の鋭い感性や感受性をまるで持っていない過去の現代音楽やインテリにある学問や教養をひけらかす者特有のエッグヘッド ( egghead/卵頭 ) 的言説に呪縛されているようで、可笑しかった。PANと比較してEdition Megoの音楽の駄目さはこんなところにも原因があるように思える。ぼくが軽蔑している芸大や音大卒業のミュージシャンもまたしかり、、、今こうした音楽は反知性主義の伝統でもあるロックやノイズやクラブカルチャーでの文脈をイニシエーションした者だけが理解できる音楽だと信じているが、、、、、正直60年代後半でのINAなどの現代音楽を支持していたのはロック系のアーティストでありレコード・リスナーだった。2012年3月阿波座nu thingsの始まりは74 年フランスの現代音楽家フランソワ・ベイルが考案したアクースモニウムの、異なる音圧、音色、大きさのスピーカーの集合体で構成された多次元立体音響装置による7 日間のオープニングイヴェントだった。そこでの某芸大の現代音楽講師の演奏する音楽を聴いて、その稚拙さと古臭さに失望した覚えがある。グリッチやインダストリアル・テクノ以後のコンテンポラリー・モダン・ミュージックの、アクースモニウムとサイバネティック・セレンディピティ・ミュージックという2つの大きなコンセプトを持つイヴェントを、今年の暮れから来年にかけて0g[zero-gauge] 主催で展開していこうといま目論んでいる。次世代のこの新しい流れに共振したいと思ってられる美術関係のアーティスト、同時代意識を持つミュージシャン、是非連絡下さい。

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Various ‎– Traces One
Recollection GRM ‎– REGRM 004, Editions Mego ‎– REGRM 004
Vinyl, LP, Compilation
Austria
Released: Aug 2012
A1 –Beatriz Ferreyra L’Orvietan
A2 –Philippe Carson Turmac
B1 –Edgardo Canton I Palpiti
B2 –Francis Régnier Chemins D’Avant La Mort
B3 –Mireille Chamass-Kyrou Étude 1
Executive-Producer – Peter Rehberg
Coordinator [Coordination Grm] – Christian Zanési, François Bonnet
Transferred [Digital Transfer] – Jonathan Fitoussi
Lacquer Cut – Rashad Becker
Lacquer Cut At Dubplates & Mastering
Layout – Stephen O’Malley
Liner Notes [Translations] – Valérie Vivancos
Photography – Laszlo Ruszka
Phonographic Copyright (p) – INA-GRM
Copyright (c) – Recollection GRM
*A1 – 1970
A2 – 1961
B1 – 1966
B2 – 1968
B3 – 1960
℗ 1960, 1961, 1966, 1968, 1970 INA-GRM.
© 2012 Recollection GRM.
Released in association with Editions Mego.
Courtesy of INA-GRM.
RECOLLECTION GRM 2012

http://www.forcedexposure.com/Catalog/REGRM.004LP.html

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