DEMDIKE STARE – TEST PRESSINGS #001

DEMDIKE STARE – TEST PRESSINGS #001

cialexDEMDIKE STARE – TEST PRESSINGS #001
黒魔術とブレークビート・サイエンスの組み合わせ。マンチェスター、モダンラヴレコードの初期から今回のテスト・プレッシングス・シリーズまでの戦略は70年代のジェネシス・P・オリッジやアディ・ニュートンが展開していたそれと同じ。大きな旋盤上の塩化ヴィニールはマスター「ラッカー」を作りカッティングされる行程へ流れ、その後、そのラッカーはプレス工場へ送られ量産される。少数の「テスト・プレッシングス」は、通常テスト盤、ホワイトレーベルと呼ばれているもので、デムダイクステアの新しい12インチは、ジャケットもなくプレス工場から送られてきたそのサンプルレコードを、簡潔なノートが内袋の裏表に英語とドイツ語に分かれ印刷されリリースされている。それにプラス、錬金術師マット・コルトンによってマスター/カットされ、CIA – Alex Solman ( アレックス・ソルマン ) の幾何学アートのインサート付きというからには、こうした戦略はレコードマニアのための、一種の美術品と考え、蒐集することで完結するとも言えるが、そうじゃない、彼らは正気でメジャーへの階段を上ろうとしているのだ。そしてそれに対して採った手段が、ジャングルと呼ばれるウェストキングストン、ジャマイカエリアに住んでいる人を指す俗語「 Junglist 」「 Drum ‘n’ Bass 」の放蕩児、ドラム・アンド・ベース・ヘッズへと向かう。Test Presingsでの音楽は、一昨年のPinch- Retribution、Shackleton- Fireworks、T++ – WirelessなどやEchoes of The Great Traitor( Monolake )、またはあのパレスチナの自由と反シオニズムを謳ったブリン・ジョーンズのムスリムガーゼ ( Muslimgauze ) のグルーヴが一歩進化したインダストリアル・ジャングル/インダストリアル・ブレークビーツ。( 悠長にTest Pressings#1の情報をアップしていたら、突然次のSecond12インチ「Testpressing#002: Grows Without Bound / Primitive Equations」のインフォメーションが飛び込んできた、このたたみ込むようなスピード戦略。デムダイクステアは愈々本気だしてるな。)

Demdike Stare-02Demdike Stare-01

Demdike Stare-03Demdike Stare-04Demdike Stare-05

DEMDIKE STARE ‎– TEST PRESSINGS #001
Modern Love ‎– LOVE085
UK
Released: 20 Mar 2013
A Collision 8:12
B Misappropriation 7:56
Artwork – Alex Solman
Mastered By, Lacquer Cut By – Matt Colton

tumblr_lt7z6vslAu1r4jwh0o2_400tumblr_lt7z6vslAu1r4jwh0o6_400tumblr_lt7z6vslAu1r4jwh0o7_400

Alex Solman ( アレックス・ソルマン )の描く立体派、ロシア・アヴァンギャルドに影響を受けた抽象的な作品は多くがジオメトリックな構図を持っている。
彼の有名な作品にハンブルク2010での “ Fotoreportage23-In search of Ian Curtis ” というタイトルのジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスを描いたシルクスクリーン印刷で作られたポスターがある。下記に連絡すると25ユーロで購入できる。
shipping. Contact: katja@fotoreportage23.de

c.i.alex solman
http://www.mfoc.de/mfoc.php?get=cia
verkrachter Kunstmaler
mailto:ciaindustries@mfoc.de
cialex.org

https://agiyuzuru.wordpress.com/2013/01/23/2012-best-album-part3/

*あるフォロワーのTwitterで、「 嗚呼阿木譲よ、、、時代から外れたと言われながらも、この狭くなっていく世界で、あなたは何処へ向かおうとしているのか 」、というぼくへのメッセージがあった。それに答えるなら、時代から外れていることすら気付かないで、大きな力でコントロールされているのは、社会の大多数を占める大勢の人々、いわゆるポップカルチャーを楽しんでいるあなたたちの方。一般大衆が広く愛好する文化は時代ではない。現代のようなすごい勢いで変遷し続ける時代を作っているのは大衆文化ではなく、時代に先がけて新しい時代をつくっていくその外側のカウンターに存在するひとや文化、音楽。そんなことも解らないの? でも、ほんと、自分でも思うけど、最近のぼくのコメントはちょっと不吉で暗過ぎる。でも音楽がそうなんだから仕方ないし、それこそが未来なんだから ( 言っておくがぼくが暗いわけではない。ぼくを心配してくれてのメッセージだろうけど、大丈夫w  ) 。もうすぐこうした音楽のリアリティがあなたたちの生活に下りて行き、否応無しにそれを自覚する時がくるでしょう。70年代のパンクであれ、90年代のテクノであれ、尖端を走る音楽はいつもぼくにもうすぐやってくるだろう未来を見せ続けてくれた。そして、過去にその予言が外れたことは一度もない。

2013 4/19 am4.32

広告

コメントは受け付けていません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。