David Bowie 「 Where Are We Now?」

David Bowie 「 Where Are We Now?」

もう16日間もブログ更新していなかったんだ。実はこの2週間、nu thingsでのぼくのDJイヴェント「 Black Is 」やDJ NOBU氏の新しいmix CD[Dream Into Dream]の公式テキストと、来月発売されるだろう河出書房新社『KAWADE夢ムック 文藝別冊』から出版されるデヴィッド・ボウイ特集での「デヴィッド・ボウイ / ゴドー ( GOD ) を待ちながら」 というタイトルの原稿を書いていたものだから、すっかり時間がとれなかったという次第です。ブログを書いてからまだ2ヶ月ほどしかたっていないのに、今日30日の午前1:09 の時点ですでに22,417のViewerが訪れてくださってる ( まあ、この数字すべてがリアルな音楽情報を求めているわけじゃないのは分かってる、冷やかし半分も少なくないだろう、そうしたこともリファラや検索キーワードをチェックすればわかる )。

国ごとの閲覧情報をみていると、いまの世界経済も推測できる。

ピクチャ 3

David Bowie – Where Are We Now?

**DavidBowieVEVO·: 2013/01/08
Get David Bowie’s “The Next Day” on iTunes now: http://smarturl.it/TheNextDay
Music video by David Bowie performing Where Are We Now?. (c) 2013 ISO Records, under exclusive license to Columbia Records, a Division of Sony Music Entertainment

ボウイのことに触れたのでちょっと彼のことを書いておくと、ついこの間発売された新しいアルバム「David Bowie – The Next Day」のなかの「 Where Are We Now?」という曲は、1976~1979年にかけてブライアン・イーノとコラボレイトした「ベルリン・トリプティック(三連祭壇画/ Berlin Triptych )」と言われる「 Low」「Heroes」「 Lodger」でのベルリンへの執念を引き継ぐもので、この曲の歌詞のなかでも歌われている西ベルリンのナイトクラブ「Dschungle」や、東と西ベルリンの間の国境検問所「ボーズbrucke /“evil bridge,”」、ニュルンベルグ通り、ポツダム広場などからもその強い思いを伺わせる。このアルバムにはベケットの「ゴドーを待ちながら」の影響もみられ、彼のアルバムでぼくが最も好きだった77年の「 The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars 」を超えるほどに感動してしまった。それは恐らく、「 Where Are We Now?」のなかでの「死者を歩かせる」ことは、「死の方へ歩く」ことか「死を待つ」いう強いメッセージに感動したのだろうが、ロックも、ロックファンも、そしてぼくも、勿論ボウイも、いつの間にか気がつくと白髪が増え、顔や手に皺が出来るほど歳を重ねてきて、いつかやってくる不条理な死を受け入れなければならない時が近付いていることを示唆していたからだ。この歌でのボウイの声はもう美しくはないけれど、その感情の裏にはどこかに「ゴドーを待ちながら」にもある、かなしみを通り過ぎたあとの、ただ透明な時間が通り過ぎて行くかのようだ。われわれはいまどこにいるんだろう、そして、音楽は? きみは?  “人生は短い。人間に与えられた時間は、束の間の虹のごとくである。[ルキウス・アンナエウス・セネカ]”

2013 3/30 am10.55

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